WEBのビジネス活用からキャリアをスタートし、今ではテレワークやオンラインツールの活用をはじめ、ビジネスの生産性の向上や働き方改革の推進という軸で、情報発信やサービス提供を行っている株式会社アシッドハウスの代表の芦田 哲也さんにお話をお聞きしました。
オフィスに従業員全員のPCがあることが珍しかった2000年初期からWEBサイトの立ち上げからITインフラの整備まで行ってきた芦田さんですが、コロナによる自粛期間中だけでなく、これからのwithコロナに向けて動く企業の力になれれば、とパンチアウトコロナにご賛同くださいました。
ー芦田さんの現在の活動について教えてください。
芦田:テレワーク、オンラインツールを中心に、企業の「デジタル化」という切り口で、ビジネスの生産性の向上、持続可能な企業づくりのサポートをしています。
私自身のキャリアは20年ぐらいですが、中小企業やベンチャーで働いてきたので、新規事業の立ち上げ、WEBサイトの制作や運用、業務提携や契約書の調整と締結、業務改善まで好き嫌いなしに何でもやってきました。
今となっては、誰しもスマホで瞬時にネットにアクセスできるほどに時代が変わりましたが、これだけテクノロジーが発達しても、ビジネスで活用できている企業やビジネスマンはとても少ないんじゃないかと感じています。
私のざっくりとした肌感覚ですが、テクノロジーのポテンシャルが10あるとすれば、認知は1ぐらい。使いこなせているのは、そのさらに半分程度といったところでしょうか。
もちろんビジネスによっては、テクノロジーのフル活用が難しいものもあります。
しかし、コロナ渦に明らかになったことでもありますし、かねてから人手不足もさけばれていましたが、テクノロジーをできるだけ活用してビジネスを回さないこれから厳しい感は否めません。
例えば、飲食店などでいえば
- キャッシュレス化していない
- ホームページを作成していない
- 予約を電話のみで受けている
といったところがダメージになってしまうこともあるでしょう。
しかし、私は企業向けのサービスに色々と携わってきたので分かるのですが、今は「かゆいところに手が届くほど」にツールが発達してきており、しかも安価で導入しやすかったりします。
もちろん日用品を買うのではないですから、「うちに本当にメリットはあるのか?「うちで本当に使えるのか?」など検討すべきことはあります。
私はそのコーディネートをお手伝いしていたりもします。
また、今お話したしたことよりも前の課題、「そもそもの何が一番の課題がわからない」ということもあると思いますが、それについてはワークショップやグループコンサルティングを企画することもあります。
テクノロジーの活用というところで失敗しがちなお話もさせてください。
ツールの活用やオンライン化、テレワークで失敗するのは、いきなり完璧なプランを決めて、そのとおりにやろうとすること。
なので「やりながら理想の形に近づける」という進め方が大事です。テクノロジー自体常に変化しているので、最適解も変わっていくのです。
「小さく試しながら拡大していく」という発想がテクノロジーの付き合い方には必要ですね。
例えば企業が「ホームページを作ろう」となった場合、いきなりWEB制作会社に問い合わせてうん十万円の請求をされた…なんて話はよくありますが、Wixやペライチなど、今すぐ・低単価でできる施策をやってみて、売り上げが立ってきたらその資金を使ってグレードアップしたWEBサイトを作成する、などといったプロセスをとるほうが資金が潤沢ではない小さな会社やお店にふさわしいやり方だったりします。
なので、取引先のビジネスや状況をしっかりと把握させて頂いた上で、本当にマッチするのは何か提案するのが私の本分と言えます。最適な手段を考えてアドバイスをするのが私の役目です。
ーその企業のWeb担当者のような立場で、一番いい選択をしてくれるんですね。
芦田:はい。WEBサイトだって営業マンというか、「お客さんを連れてくるツール」でしかないわけで、だったらお客さんを連れてくることを実現してくれないといけなわけです。
例えば、旅館だとしたら、今は厳しいですがやはりインバウンドがドル箱になるわけで、英語や中国に対応していたほうがいいから、多言語対応が当たり前にできるツールの方がいい。
キャンペーンを打つならスピード感が大事だから、簡単にサクッと使えたほうがいい。
…というふうに考えていけば、WiXを使おうみたいな感じで選択肢が絞られる。
なので、あくまでもビジネスありきで、そのためのテクノロジー、というスタンスでサービスを提供しています。
がっつり携わるのであれば、WEBビジネス戦略のマネージャー的な感じで活用いただけるでしょうね。
ーこれまではアナログからデジタル化へ移行する必要がある企業の話でしたが、すでにキャッシュが回っているところに対してのアプローチはどうされているんでしょうか。
芦田:そういった企業においては、課題が人手不足であるので、テクノロジーを活用していかに生産性を高めることです。
エンジニアを抱えるほどテクノロジーに強いは問題ないでしょうが、そうでない企業の場合は生産性向上のためのSaaS活用が有効です。
AIやRPAという言葉を耳にしたことがある方は多いかと思いますが、要はデジタル上でいかに人的労力を減らして、スピーディ、確実、大量に業務をこなせるかを追求することが目的です。
そのための解決方法はSaaSという形で、しかもたくさんの選択肢で存在していますし、AIやRPAなど次世代のテクノロジーは機能が拡張していくだけです。
今と将来の理想をSaaSをベースに実現していくお手伝いをするわけです。
先程の「WEBビジネス戦略のマネージャー」じゃないですが、言わば「デジタル業務改善マネージャー」といった感じでしょうか。
テレワークも実は「デジタル業務改善」の一つですね。
本来緊急度の低かった「オンライン化・リモート化」ですが、コロナをきっかけに緊急を迫られる企業も多かったと思います。「うちはテレワーク ”も” できる」という状態を実現し、ウィルスや災害ごときには屈しないという企業様の力にもなれると思います。
ー芦田さんへの初回相談は通常有料ですが、今回パンチアウトコロナをご覧くださった方限定で、1時間のオンライン相談を無料で行なってくれます!
経験豊富な芦田さんが無料相談に乗ってくれるのは6/24〜7/23までです。
さいごに「いい商品・いいサービスを提供している企業の ”事業を継続したい” 執念を燃やされているという方の力になりたい」と語ってくださいました。
芦田さん、ありがとうございました!